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MakerFaireTaipei 2013 番外編

今回の台湾遠征について、MakerFaire以外の事柄をまとめてみました。
 

台湾への渡航手段
台湾へはLCCですでにメジャーな存在となっているpeachで行きました。

 

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現在のところ、peachは関西空港を中心に路線が組まれていますが、関西在住であれば台湾まで往復2万円以下という格安で行くことが可能です。peach以外のLCCでもだいたい同じくらいの値段で行けると思います。

2013年5月の時点で、台湾行きの飛行機は、7:05発と16:00の2便のみ。行きと帰りで飛行時間が異なるのは、1時間の時差があるためです。

 

peachは予約時に座席を決めることができます。間隔の狭いシートも、細身であれば十分余裕があって苦しくはないと思います。トイレへ行くかもしれない、と思う場合は通路側の座席を取ったほうがいいでしょう。ただ大型連休から外れている、平日などの条件によっては、窓側を取っても通路側の座席まで空いていることもあります。

7:05発の飛行機に乗る場合は、近くに宿をとったほうがいいかもしれません。送迎バスがあるホテルもあります。(空港の駐車場で車内泊という手もあるかもしれませんが…)

 

台湾到着後にしたこと
peachの場合は桃園国際空港に到着します。

海外が初めてで、飛行機から降りてどうすればいいかわからない場合は、入国ゲート通過して両替するまでは前の人に付いて行くという消極的方法もありでしょう。

通信手段の確保については、両替所付近に台湾モバイルや中華電信(と、あと1つ何だったかな?)のカウンタがあります。私は台湾モバイルでプリペイドSIMを買いました。日本語はおそらく通じません。下手な英語でもとにかく必死に会話しましょう。

最低限の意思疎通にやっぱり英語は必要だな~と改めて感じた次第です。

 

交通手段
◎バス
桃園空港から台北市街へ行くには、リムジンバスで行くのが一番安いです。(90元)

今回は大有巴士を使い、空港から中山分局(警察署)まで行きました。切符売り場は有人で英語でも会話できますが、とりあえず地図を出して指差せばすぐに理解してもらえます。買った切符の路線に間違いがないか一応確認はしておきましょう。

 

バスを使うときの注意点は・・・

バス内にある、バス停案内の電光掲示板は当てにできません。
空港近辺はちゃんと表示してくれますが、台北に入るとテスト中となって表示されません。運転手の言うことを理解するか、まわりの景色で判断するしかないです。

私は降りるバス停を乗り過ごしました。\(^o^)/

あとこれは帰路に着く際、桃園駅(高速鉄道)からバスに乗ったときに見たのですが、運転手のトランクの扱いは日本人的感覚からすればかなり雑です。バキッドカッみたいな。(というかご丁寧に扱ってくれるのは世界中で日本ぐらいだと思いますが^^)

 

◎MRT
EasyCardの自販機でカードが購入できない場合があります。そのときはインフォメーションセンターで買えます。
(自販機で選択すべき項目が有効にならず・・・なぜかわかりませんでしたが)

 

◎HSR(いわゆる台湾新幹線)
EasyCardは使えないようですので切符を買います。切符を買う時、1000元入れると50元がじゃらじゃら・・・100元などの紙幣は出てこないのでご注意を。

 

台北の観光など
◎光華商場
言ってみればでかいショッピングセンターです。PCパーツ、タブレットやスマホの店がほとんどです。日本と比べて安いかどうかは、円安になっていて微妙でしたね・・・

 

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◎光華国際電子廣場
地下への入り口がある建物です。電子パーツを扱っている店もあります。日本と比べてとにかく工具が安いですね。

店を全て隈なく回ったわけではないので断言はできませんが、期待していたジャンクパーツの類のものは見かけませんでした。次回行く時はもう少しじっくり見て回ろうと思います。

 

◎メイドカフェ
台北駅付近の「FatiMaid」に寄りました。台北駅のY13出口から出るとほぼ目の前です。

この看板が目印。

 

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落ち着ける普通の喫茶店という感じで、店内の雰囲気からも日本にいると錯覚しそうでした。そしてメイドさんは日本語が結構上手でした。一方で交換日記(いわゆる巡礼者ノート)に書いた私の日本語のほうが、ネイティブなのに微妙だったり。時間が押していて余裕があまりなかったといういい訳をしておきます。

250元分は最低注文しないといけないということで、パフェとケーキを注文しました。にゃ。

 

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店内の撮影は自由で無料ですが、メイドさんの撮影は1人1回100元です。私は全員集合で撮影させて頂きましたが。^^

 

◎夜市
士林夜市など

 

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台湾といえば夜市。有名どころの士林夜市と、あともう一つ別の夜市に行ったのですが、こちらは台湾在住の方について行っただけで場所を確認するのを忘れていました。

どの夜市も結構な賑わいで、歩いていると臭豆腐の臭いがところどころでします。さすがに臭豆腐を食べる勇気はありませんでした。それにしても、臭豆腐を売ってる屋台の横が服を売っている店だったりして、においが染み付かないのかな~と思うことも・・・

 

◎その他
聞くところによると、吉野家は台湾ではファミレスの扱いらしく、日本と同じ感覚で一人で入るとまわりが家族連れで寂しい気分になれるそうです。

 

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MakerFaireTaipei 2013

MakerFaireTaipeiの視察(ネタさがし)と台北観光を兼ねて、5/18から2日間、台湾へ行ってきました。

華山1914創意文化園区區の会場入口

 

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MakerFaireの規模としては、それほど大きいものではありませんでしたが、どちらかというと趣味の作品展示よりも、企業の展示が多かったように思います。特に今話題の3Dプリンタに関してはほとんど企業だったのではないでしょうか。

 

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それでは、いくつか気になったものを紹介します。

先の日本のMakerFaireでは見かけなかったような、植物や水を使った作品の展示がいくつかありました。Arduino等を使って自動で植物を栽培する(?)ものや、鍵盤に接続して音階にあわせて噴水の高さを変えるというものなど。

 

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初音ミクやダンボーもいました。やはりサブカル系のコンテンツは台湾でも人気があるようですね。ダンボーの動くところは見てみたかったのですが、残念ながらタイミングが合わず見れませんでした。

 

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3Dプリンタの展示の中、非常にDIY感たっぷりで目を引いたのが、このメタルラックを使った巨大な3Dプリンタです。聞くところによると50cm x 80cm x 45cmの大きさのものまで作れるとのことです。

ラックのシェルフをZ方向のステージとして使うアイデアに「そういう使い方があったか!」と思わず感心してしまいました。

 

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プロペラマイコンを使ったロボットの展示もありましたよ、と。

 

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他にも様々な展示がありました。紹介しきれずホントに残念ですが、こんな感じでMakerFaireTaipeiを楽しめました。

 

7セグメントLEDマニア

しばらく潜伏してこういうものを作っていました。
別にこれだけをやっていたわけではないのですが・・・

 

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少し過去のことになるのですが、香川県で開催された電子工作系のイベントにて、7セグメントLED 150個が秋月電子で格安で売っているという情報を入手しました。

マニアを自称する身として、早速その場で購入することに。

どのくらい前から売られていたのかは知らないのですが、サイトの隅々まで見ていたわけではないので、これには気づかなかったですね。

 

数日後ブツが到着!

 

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・・・えーと、買ったのはいいのですが、用途は全然考えていませんでした。

毎度毎度、差し迫って必要というわけでもない部品を購入し、部品箱の肥やしと化しているのですが、そのような状況から脱却しなければいけないと常日頃より感じていました。

 

そういうわけで今回は、なけなしの知恵を絞って作るものを考えました。イメージとしてはこういう感じです。

 

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7セグメントLED(以下7セグ)自身が独立した機能を持っていて、くっつけたり、切り離したり、自由自在。実際にできたものは、様々な制約があり100%イメージどおりとはいきませんでしたが、大方実現できたのではないかと思っています。

回路は、マイコンと7セグを接続し、UART送受信端子を設けただけという非常にシンプルなものです。逆に言うと、部品配置領域が7セグの大きさしかないという厳しい制約上、これくらいの機能が限界です。

 

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今回は上で述べた理由により、積んでいるユニバーサル基板を使わず、基板設計をCADで行い製造業者に発注することにしました。基板CADはEAGLEを使用し、製造についてはとりあえず試作ということもあり、格安のFusionPCBに決定。

 

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(検討段階のものですが、だいたいこんな感じで・・・)

FusionPCBに発注する際、20mm×20mm以上の基板サイズでないといけないため、縦横2つに並べて4つ面付けを行いました。ただしVカット等をやってくれるわけではないので、最終的には自分でPCBカッターを使って切る必要があります。

 

あと、発注できる基板のサイズについてですが、50mm×50mm、100mm×100mmと決まってるわけではなく、基板外形がその範囲内に入っているかどうかになります。外形線の通りにはカットしてもらえます。たとえば、基板外形が縦横90mm×45mmであれば、発注時の基板サイズとしては50mm×100mmを選択します。

発注後はのんびり待っていれば、そのうち到着します。

 

基板の製造自体は1週間程度で終わるようですが、発注の際に最安値の運送業者を選んだ場合は、その後の運送で待たされる期間が長いようです。

ともあれ、50mm×50mmの基板10枚が送料含めたった$15で、個人で作れる時代になっています。最近は円安になってきていますが、それでも安い。いやぁ、いい時代になったものです。

 

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(マイコンは内側にあるので外からは見えません)

 

さて、この7セグメントLEDブロック(仮称)、大変有難いことに何人かの方々からキット化要望を頂いていますので、早速調子に乗りまして、どこかのイベントで頒布する計画を密かに練っています。

頒布品は、PICの型番が変更になり、基板のイマイチなアートワークに関しても修正するつもりです。基板製造業者はFusionPCBではないところを検討中。4個セットで数量限定、価格は未定・・・

というわけで、ご期待ください。

SHURE SE用交換ケーブル HPC-SE 強化術

普段通勤でカナル型ヘッドホン SHURE SE215 を使用しているのですが、純正ケーブルは耳元付近が硬くて取り回し辛いので、サードパーティ製の交換ケーブル「HPC-SE」を買ってみました。

ケーブルが柔らかいということを最優先に購入しました。電車の中で聞くので音質とかは正直どうでもいいです。ケーブルで音質云々と言い出したらキリがないですので・・・ ^^

それはさておき、購入の際にいくつかのサイトのレビューを見てみましたが、耐久性がないという意見が多くありました。果たしでどんなものかな?、と思いつつ実際に物が届いて見てみたのですが・・・

 

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このプラグ部分はねじれば簡単に開いて

 

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あ、こりゃダメだわ・・・そりゃあ、耐久性がないはずです。
結論から先に言いますが、どうしたかというと、ホットボンドで固めました。

 

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これで耐久性が格段に上がります。
 

バイクのツーリングで無線機を使っていて、マイク・スピーカーケーブルは自作のものを使用しています。一番初めに作ったプロトタイプは、この製品のように何も対策をしていませんでした。案の定、いきなり手を引っ掛けてちぎれてしまいました。

ツーリングという通勤より過酷な条件下では、ケーブルの引っ張り等に対する耐久性はもちろん、雨などによる端子の防錆性についても考慮する必要があります。いろいろ試した結果、ホットボンドで固めてしまうのが一番コストパフォーマンスが高いということがわかりました。

今のところ断線は起こっていません。一度お試しあれ。

 

シェイク!シェイク!

またつまらないものを作ってしまった・・・

 

コアラのマーチ振り機

 

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昨年10月頃に、コアラのマーチを振り続けると1つの丸い塊になる、というネタが話題になりました。

Youtubeやニコニコ動画に何万回も振り続けた動画が続々とアップされているのを見ていて、「そんなのコアラのマーチ振り機を作って自動化すればいいじゃない」とtwitterで会話していたのが事の発端でした。

 

細々と作り続けて、ようやくプロトタイプらしきものが完成・・・


 

当初の目論見では、クランク機構とハイパワーなステッピングモータなんかを組み合わせて、秒間10回ぐらいで振らせるつもりだったのですが、振動に耐えうる剛性を確保するために、それなりに本格的な構成にする必要があると考えました。

しかし金属加工がほとんど素人な自分にとってはかなり敷居が高い・・・

 

そうこうしている間に忘却の彼方へ、と毎度の展開になるのも嫌だったので、今回はユニバーサルアームとサーボ(DHCM)を組み合わせて、とにかく貧弱でも「振るもの」を作ることにしました。

 

ちなみに制御部分はArduinoを利用しています。制限無く振り続ける「フリーランモード」、回数を指定して振る「カウントモード」を実装しています。この部分はもう完成しているので、次は機構のちゃんとしたものを作るよ! というわけでご期待ください。

 

<2013/3/1 追記>
7セグのライブラリを作ったのでgithubに置いてみました。
https://github.com/oks486/Seg7_4511_Arduino

 

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oaks (twitter: @oks486)

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