JamToastファームウェア更新
JamToast(旧IJFW)のファームウェアを更新しました。
IJFW_firmware / oks486 (mbed)
https://developer.mbed.org/users/oks486/code/IJFW_firmware/
コンパイル後のbinファイルも置いておきます。
IJFW_firmware_Rev2_daf6c4719496.bin
MD5ハッシュ値: 5A3569F36AE39D2349467F75C45EFF2B
(JamToastのマイコンに緑のシールが貼っていれば、このバージョンのファームウェアになります。)
このファームウェアをJamToastに書き込むことで、次のことができるようになります。
- IchigoJamファームウェアの書き換えを、実行する/しないの選択
- IchigoJamファームウェアの書き換え後、jam.binを消す/消さないの選択
- BASICプログラムの保存フォルダの指定
メモリーカード直下に「_config.txt」というファイルを作成し、下記のような項目を記述します。このファイルが無い場合は、後で述べるデフォルトの値が適用されます。
_config.txt の中身
# JamToast configuration file
FirmUpdate = 0
FirmFileDelete = 0
BasDirectory = test
設定項目については必要なもののみ記述すればOKです。記述のない項目についてはデフォルト設定が適用されます。
行の初めに"#"を書くと、その行はコメントになります。
左側の項目名は大文字・小文字の区別がありますので正確に記述してください。右側の設定値についてはその区別はありません。また"="の両側にスペースやタブがあっても無くても構いません。
項目の書く順番は任意です。同じ項目を複数回書いた場合、最後に書いた設定値が適用されます。
各設定の説明
- FirmUpdate
電源ON時にIchigoJamファームウェアを書き換えるかどうかの設定です。0で書き換えない、1で書き換えます。デフォルトの設定値は1です。 - FirmFileDelete
IchigoJamファームウェアの書き換え後、ファームウェアのファイル(jam.bin)を削除するかどうかの設定です。0で削除しない、1で削除します。デフォルトの設定値は1です。 - BasDirectory
BASICプログラムの保存ディレクトリ(フォルダ)を指定します。ディレクトリ名はアルファベット、数字、記号(\ / : * ? " < > | 以外)の8文字までです。小文字が混ざっていても大文字の名前に統一されます。メモリーカード上にディレクトリが無い場合は自動的に作成されます。指定しない場合のデフォルトの設定値はルートディレクトリ(メモリーカード直下)です。
各設定値の反映は電源ON時に _config.txt を読み込むことで行われます。そのため、電源ON時にメモリーカードを挿していない場合、設定値は反映されずデフォルトの値となるので注意してください。BasDirectoryは特に注意です。
最後に、おそらく引っかかることはないと思いますが、コメント行を含め、1行の長さは64文字以下にしてください。バッファを64バイト分しか確保していないので、それを超えると以降の設定値が反映されなくなります。
<16.8.21 追記>
FILESコマンドでプログラムの内容が正常に表示されない不具合をRev2にて修正しました。