古い時計用7セグLEDモジュールを活用しよう!
- 2013/11/22
- カテゴリー:電子工作
どうも。7セグLEDマニアです。
遥か昔のことになりますが、デジット(もしかしたら共立電子のほうかもしれません)で時計用7セグLEDのモジュールを購入しました。
型番は「CSK-655THN-24」。当時の購入価格は不明。
購入後、あまり開けることのない部品箱に放置され続け、存在すら忘れかけていました。1ヶ月ほど前に偶然掘り出したのを機に、これを使った時計を製作しようと思い立ちました。
また時計でスミマセン・・・
時計用7セグLEDモジュール(以下「7セグ」)の添付資料はすでに紛失していて、製造メーカーが日本なのか海外なのか、それすらもうわかりません。
ただ当時は、日本のエレクトロニクス業界は今と違って絶好調の時代だったので、おそらく日本のどこかのメーカー製だと思われます。
さてこの7セグ、ピンアサインは下記のようになっています。
(資料がないので、7セグのピンアサインは実際に点灯させて探りました)
カソードコモンでカソードが4本。
表より、一般的な桁ごとにスキャンするタイプのダイナミック駆動とはかなり異なっています。この7セグ専用のICなんかがあったのでしょう。
もちろん専用ICなんて持っていませんので、適当なマイコンで動かしました。
7セグのアノード側の端子が多いので、ポートをたくさん持っているATMEGA16を使いました。マイコンを含め部品は全て部品箱にあった手持ちのものを使っています。ですので、多少オーバースペックな部分もあるかもしれません。
時計の回路図とプログラムはGithubで公開しています。
https://github.com/oks486/csk655_clock
回路に関しては、至って普通のマイコンを用いた回路です。7セグの4本あるカソードは、表の色で分けているように2つに分けて駆動します。
プログラムについては結構適当な構成ですが、一応時刻補正できるような仕組みを(無理やり?)ねじ込んでいます。それとタイマ1を使っていますが、割り込みは使っていません。この程度のプログラムに割り込みは不要でしょう。
時刻補正値は、使用する水晶振動子やその他要因で変わりますので、しばらく動かして誤差を測ってから設定します。
製作した時計では補正無しで1日あたり3秒進んだので、補正値としては、CORR_COUNT=25920、CORR_DIRECTION=1 として、進んだ分を相殺しています。
ここまで書いてふと、こんな7セグを持っている人なんてまずいないだろうし、誰得記事なんだろう・・・と思いましたが、まあ俺得ということで。
完成した時計の外観
7セグを外したところ
今後もさらなる7セグ探求の旅は続きます。