JamToast側のファームウェア書き換えについて
NT金沢2016に参加された皆様お疲れ様でした。そしてJamToastをご購入頂いた方々、誠にありがとうございます。
さてJamToastですが、近々機能追加を予定しています。予定している機能としては下記の2つです。
- IchigoJamファームウェアの書き換え後、jam.binを消す/消さないの選択ができる機能
- BASICプログラムの保存フォルダを指定できる機能
機能追加には、JamToast側にあるマイコンのファームウェアを書き換える必要があります。基板上にISP端子とリセット端子のランドを設けてありますので、USBシリアルアダプタを用いてPCで書き換えてもらう、というのが一般的な方法になります。
・・・ちょっと、面倒臭いですよね。
実は、JamToastとIchigoJamを使うことで、JamToast側のファームウェアも書き換えられます。勘の良い人はお気づきかもしれませんが、次のような手順で行います。
- JamToastの新しいファームウェアをJam.binという名前でメモリーカードに保存
- IchigoJamとJamToastを接続し、メモリーカードを挿して電源ON
(ここでIchigoJamのマイコンがJamToastの新しいファームに書き換わる) - IchigoJamのマイコンとJamToastのマイコンをソケットから外して入れ替える
- IchigoJamのファームウェアをメモリーカードに保存し、JamToastを使って書き換える
この手順ではマイコンが入れ替わってしまいますが、どうしてもそれが気になる場合は同じことを2回繰り返すことで元のマイコンの配置に戻ります。
少しネタばらしをすると、JamToastのマイコンをIchigoJamと同じ LPC1114FN28 にした理由が、このことだったりします。ただし最近発表された「IchigoJam T」ではマイコンが表面実装されているようで、残念ながらこの方法は使えません。